2016年9月12日月曜日

スーサイド・スクワッド感想(ネタバレ無し+ネタバレ有)





DC映画最新作「スーサイド・スクワッド」を見てきました。

僕はこの映画でジョーカーを演じたジャレッド・レトがとても好きでして(ミュージシャンの顔としてが大きいが)、公開前に勢い余って


スーサイド・スクワッド公開記念!ジャレッド・レトという愛すべきバカ


という記事を書いてしまうほどでした。あのジャレッドがジョーカーを演じるのですから見ないわけには行きません。

ということで感想書いていきましょう。あらすじのあと、最初にネタバレなしの感想書いて、最後にネタバレありの感想書こうと思います。








あらすじ


スーパーマンが死去してからしばらく経った後、アメリカ政府の高官アマンダ・ウォーラーは第二のスーパーマンへのカウンターとして、死刑や終身刑となって服役していた悪党達を減刑と引き換えに構成員とした特殊部隊タスクフォースX。通称「スーサイド・スクワッド」を結成する。


ん?スーパーマン死んでたんだっけ?最初にポップコーンに夢中で見落としたか。
実はザック・スナイダーのスーパーマンシリーズ見てないので、この辺はよく分からない。


・感想(ネタバレなし)


まず、自分が見終わって思ったのは「あ、そこまで酷くないじゃん」ということ。

事前情報でめたんこに叩かれてるという話だったので、どうしたものかと思ってたけど。
ストーリーがめちゃくちゃというのは同意です。登場人物たちの行動や感情が支離滅裂だったりしてます。

でも、DC映画ですからね。
僕はノーランのシリアス路線も好きですが、これくらい単純で勢いとキャラクターと音楽で推し進めてしまうようなつくり、意外と嫌いじゃないです。

この映画でそれが出来ている要因はなんといってもマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインでしょう。仮にこの映画で彼女の役がいなかったら暴動起きてたんじゃないですかね。





それくらい魅力的なキャラクターでした。それでもまだまだ出しきれていないのはジョーカーとハーレイ・クイン主役のスピンオフのためでしょうか。

ちなみにもうあちこちで言われてますが、ジョーカーはあまり出ません。
そもそも本筋にも絡みませんからね。

ハーレイ・クインも元々は普通の心理学者なのでバットで殴るだけなので、「キックアス」のヒットガールのような爽快感まではなかったのがちょっと残念。
とりあえずケツ!ケツ!みたいな感じなので拝んでおきましょう


これからこの映画を見る方は「とにかく事前情報を全て忘れる」「ストーリーとか気にしないで頭を空っぽにしてみる」を意識してください。


例えるなら「コロコロコミック」読むくらいのテンションでいいくらいです。ほら、よく考えたら負けたミニ四駆が溶岩落とされるとかどういうことだよみたいな冷静な目で見る映画ではないなぁという印象。







特にノーラン映画のような「シリアス」「リアル」路線は期待しないことです。

さて、ここからはネタバレありで感想書いていきましょう。






・感想(ネタバレあり)


まぁさすがにツッコミどころも沢山あるわけですが、多少のことは目をつぶりましょう。おおらかな心で生きていくのです。

みんなそんなにブルース・ウェインのように悩みたいのかね?


でも、さすがに敵となるエンチャントレスが何をしたいのかよく分からない






魔力によって瞬間移動できたり、兵士を味方にしたり、魔力で何かグワーっとやってるんですけど、めちゃくちゃ強い弟といい、爆発という物理攻撃で呆気なく負けます

弟は触手を伸ばしたりしてわりと善戦してますが、エンチャントレスに関しては瞬間移動で翻弄はするけどたいした攻撃もしない始末。

しかも「機械を崇拝するようになった人類を許さない」という謎の逆恨みするし、それに対して「では機械で貴様らを滅亡させてやろうかー」てなことを言いますがなんか魔力でグワーっとしかやってないし、何がしたかったんですかね。


かろうじて機密軍事施設や空母を破壊するシーンはありますが、それだけかよ。


そして、この辺のシーンでなによりダメだろと思ったのが「人類存亡の危機感」がないんですよね。
特に逃げ惑う人もいなけりゃ、先のシーンも「ありゃまぁ」みたいにモニター見てる人たちしか出てきません。こいつらみんな映画「キャビン」のように殺戮の限りを尽くされればいいのに


僕は細かいところはなるべく目をつぶろうと思いましたが、せめて敵がしっかり魅力的ならまだ良かったかなと思います。

あとウィル・スミスが何やっても良い人にしか見えない

キャプテン・ブーメラン何もしてねぇ。

スリップノット瞬殺すぎて名前すら「ノットフェス」のニュース見て今思い出した。


Panic! At The Discoによるクイーンの"Bohemian Rhapsody"のカバーもいいところでぶつ切りだったのが勿体ないなぁと。












・ジャレッド・レト as The Joker


さて、僕にとってのメインディッシュ、ジャレッド演じるジョーカーです。

結論から言うと僕は大満足です。

登場時間短いのは知ってたし、その短い中ながらもしっかりジャレッドなりのジョーカー像を演じていたのではないかと思います。

役作りへの異常ともいえるこだわりを経て本当によくやってくれたよジャレッドと言いたくなります。贔屓しまくってますが

ハーレイ・クインとの絡みもとても良かったです。

特に溶液の中でのキスシーンは僕の中では最大のハイライトです。赤と青の溶液がなにか意味が分かりませんが美しいからいいです。





それなりに暴れていたジョーカーですが、早くハーレイ・クインとのコンビで大暴れする(はずの)スピンオフ見たいです。

なにより、ハーレイ・クインが見た幻想シーンでジャレッドの素顔が出てたのも嬉しいところで。

「誰?あのイケメン?」「なんかバンドもやってるらしいよ」「マジ?聴いてみたい!」と30 Seconds to Marsが日本でも売れる日が、来ないだろうなぁ


最後に得点ですが


ジャレッドジョーカー5億点
ハーレイ・クイン10億点
ストーリー -1000点
ジャレッド素顔出し25億点

しめて

3,999,999,000点


となりました。


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